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鼻くそをほじくるな=風邪ひかない【おすすめ本】かぜの科学

結構、よく風邪ひく。

人生で無駄な時間だなぁと思っていて、たまたま近所の図書館で見つけたのが、この本。電車のなかでひまつぶしの読んで、めっちゃおもしろかった。風邪の本がおもしろいとは、以外。

 

かぜの科学―もっとも身近な病の生態

かぜの科学―もっとも身近な病の生態

 

 海外のジャーナリストが書いた「かぜを科学する」本。

日本て、意外と、こういう本なくない?「これが効く」「あれが効く」みたいな自己宣伝は多いけど、科学じゃないんだよね。

内容は、すごくわかりやすかった。学んだのは、こんなこと。

  • 風邪のほとんどが、ライノウイルスというウイルスがのどとか鼻に付着することで引き起こされるからだの炎症
  • ライノウイルスには、100以上のタイプがあるので、それに合う特効薬の開発は難しい
  • インフルエンザはインフルエンザウイルスが引き起こすので少し違うけど、かぜと原理的には同じ。花粉症もウイルスのかわりに花粉に対するからだの過剰反応
  • 風邪をひいたたくさんの人と同室でも、だからといって風邪をひくわけでもない。
  • 寒いところで寝たって、だからといって風邪をひくこともない。
  • でも、結局、口や鼻からウイルスがくっつくことなんで、最大の対策は、ウイルスのついた手で口や鼻をさわらないこと
  • 人間は1日数えきれないほど、手で顔をさわるくせがある。そこを気をつける
  • 鼻くそほじりは、だから、最悪のくせである

こんな感じかな。最後のメッセージは個人的によくわかった(笑)。

悪癖だなぁと思いつつ、長年の習性だったけど、この本読んでから、鼻くそほじり、ほんとにやめようと誓ったもんね!

 

鼻くそほじりって、鼻のなかに鼻くそができると、本能的に取り除きたくなるんだけど、そういう時はシャワーとかお風呂に入ったタイミングで鼻をかむようになった。あと、鼻とか顔の肌がむずむずする時も触りたくなるんだけど、なるべく指では触らないようになった。指先が一番ウイルスついてると思うので。

 

極論すると、家から一歩もでなければ、たぶん、風邪はひかないんだよね。ウイルスと出会う機会がないから。そうも言ってられないわけだけど。

でも、外出時の風邪対策のマスクは意味ないと感じるようになった。以前はよくやってたけど、たいして役にたたないもんね。空気清浄機もかねの無駄。大事なのはワンポイントで、手で顔をさわらないってだけ。

 

ただ、本に書いていなかったと思う、もうひとつ大事なのは、「休息の大事さ」だと思う。

 

からだって、無理すると、「あー、こりゃもうすぐ風邪ひくな。」という予感がきて、しばらくすると、風邪になる。からだのつかれが抜けないのに、朝目が覚めて会社いって、遅くになて、また朝目が覚めって。。。ってサイクルだと、わたしの場合は、確実に風邪をひく。しばらくは気合でごまかせるけど、気合でごまかすと、風邪をひいたあと、せきが残るとか、長引いちゃう。

 

これって、なんでかな?と考えると、言ってみれば、からだのSOSで、「休もうぜ」ってからだが言ってるってこと。

 

もう少し、科学的に考えると、からだの筋肉、内蔵、気管支とかの機能が低下して、特に風邪の場合はのどや鼻腔なんで、この部位の機能が低下して、付着するウイルスをやっつける白血球とかの免疫細胞の活動がにぶくなっちゃうってことなんだと思う。からだがだるい時って、もうからだの全部の機能が低下するってことだから。

 

本にメインで書いてあったのは、外からやってくるウイルスの話だったけど、そのウイルスからからだを守る免疫細胞のパワーというもう一つの側面が風邪にはある。

 

じゃあ免疫細胞のパワーを活発にするには、どうしたらいいか。

免疫細胞をふやす食事とかって、ないんだよね。医者とか看護師さんの話聞いても、「バランスの良い食事と適度な睡眠」とか、あいまいな標語みたいのを言って終わり。

 

もう、これは「休む」ことしかない、ってのがわたしの経験則。ビタミン剤なにを取ろうが、オロナミンC飲もうが、葛根湯飲もうが、無理したら確実に風邪をひく。からだが無理すると、体の各部位を回復させるのに、免疫細胞がつかわれちゃって、ライノウイルスをたたくのに回らなくなるのかもしれない、ってのが、私の仮説。

 

会社やめて、1年間、家でぐうたらしてた。別にひきこもってたわけじゃなくて、外にもちょこちょこ出かけてた。栄養状態のすぐれた食事をしていたとも思えない。ただ、決まった時間になにかしなくちゃいけない、ってのはなかった。眠い時に寝て、起きたいときに起きて。そしたら、1度も風邪ひかなかった。無理しなかったからなんだよね。それって。